新しいプロジェクトとはこうである。
これまでわたしが日本に連れてきてはコンサートツアーを行ってきたアーティストが複数組いることはすでにお伝えしてきた。歌い手に作曲家、楽器制作家がいれば弦楽器奏者もいて、もちろんピアニストは一番多かったように思う。
質の高さを信条にアーティストに声を掛けてきたこともあって、聴かせるパフォーマンスは客席を魅了することは少なくなく、後々届く声には、「また連れてきてほしい」というものもかなりあったと思う。
そのように発声してくれたものの中から、今度はせっかくこれだけのアーティストが日本に来てくれるわけだから、企画そのものを更に活性化することはできないかと、運営そのものの充実化を提案するものが現れている。わたし自身、公演時の集客などに苦労がないわけではなく、焦りがなかったかと問われれば簡単には運ばないこともこれまでにはあった。コンサートそのものを弄るということよりも、本番に向かうプロモーションにメリハリをつけて情報の拡散に繋げながら、アーティストの特性を表現していきたいという思いがあったので、そのようなアシストの提案は自分にとって渡りに船、10年以上そのような挙手がなかっただけに、ここにきて湧いて出たような真新しさには実際ありがたい思いがあった。
アート企画のアシスト役、というだけではなくイベントの共同事業者としてやっていこうと名乗り出てくれた二人(2社)は、うれしいことにわたしと同郷、鹿児島に根を張った面々。それぞれ職種も年齢も異なる男女二人が、しかも生業では二人ともに海外との貿易や事業基盤を拡大させているいわばやり手であって、わたしにとって不足であろうはずがない。
まずはイタリアより訪れる最高レベルのアーティストたちをリラックスさせてコンサートまでの導線を敷くこと、その上で客席にいる方々に本物のイタリアを体感いただければという基本ラインを掲げている。
プロジェクト名は《イタリアニッシモ》。最高級のイタリアンという意味である。
最高級のイタリアンをプレゼンテーションすることはあながち簡単なことではない。いくらアーティストのレベルが高く聴衆を魅了する能力を持って来日したところで、その能力を発揮できるような環境が整っていなければ彼らの持つ「最上」は表出してこない。中に潜む能力を120%発揮できるように準備してあげることこそ我々の責務となる。
《イタリアニッシモ》として動きはじめた我々3名の夢は、イタリアのレアな芸術をまずはこどもたちに聴いてもらえればということ。鹿児島よりはじまったプロジェクトであるがために、我々としては文化過疎地と認めざるを得ない郷里のこどもたちに躍動する、あるいは同じ人間の演奏するイタリアの生音を体感してもらいたいという思いがあって始動している。
堂満尚樹(音楽ライター)
Instagram
ぜひご覧ください!
好評受付中!年末年始ウィーンの旅
〈別途手配〉ウィーン・フィルニューイヤー
コンサート鑑賞、優雅な年末年始をゆったりと
お過ごしいただける5ツ星ホテル滞在
12月29日~1月4日(東京発)
12月28日~1月4日(大阪発)
ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサート鑑賞と、ウィーンの5ツ星ホテルでゆったりと優雅にお過ごしいただく年末恒例のツアーが6月下旬に発表となり、好評受付中です。
2024年の指揮者はバイロイト音楽祭、ウィーン・フィル、ミュンヘン・フィル、シュターツカペレ・ドレスデンなどで活躍するドイツ生まれの実力派、クリスティアン・ティーレマン。2019年に続き2度目の登場です。
シェーンブルン宮殿、美術史博物館、ウィーン少年合唱団がミサに入るウィーン王宮礼拝堂の日曜ミサ、ベートーヴェンゆかりのハイリゲンシュタット遺書の家など、観光も充実しております。ご希望者には、ウィーン国立歌劇場やコンツェルトハウスでの鑑賞チケットの手配も承ります。
★お勧めポイント★
東京発は羽田発のフライトです。大阪発は東京発の前日夜にご出発となりますが、関空発のフライトで東京発のお客様との羽田で再集合がございませんので大変便利です。なお、大阪発の追加代金はございません。
【利用ホテル】
インターコンチネンタル、インペリアル
【利用航空会社】
ルフトハンザドイツ航空、日本航空、フィンランド航空
【旅行代金(総額)】
1,890,000~2,950,000円(2名1室利用お1人様あたり)
詳しいご案内は下記より音楽ツアーデスクまでお問い合わせください。
最新の情報はスタッフブログ&各種SNSでも随時ご紹介!
フォロー、お友達追加をどうぞよろしくお願いいたします!
※LINEはスマートフォンからアクセスしてください
(パソコンからはご覧いただけません)